適応障害から復帰した方の実体験が少なかったので、過去の整理も兼ねた備忘録。
私の事例が全てではないけれど、少しでも何かの役に立てば。
生活リズムを整えるところからスタート
相変わらず睡眠障害は続いてはいましたが、一度寝れば2-3時間は寝れるようになってきて、
夜寝て朝起きるという生活リズムを整えることを始めました。
そしてこのタイミングでしかできないことで、本を多く読みました。
明るい話の漫画や推理小説などが中心でした。
ビジネス系の書籍やメンタル系の書籍はまだ読まないようにしていました。
きっとロクなことを考えないと思ったので。
休職生活にも少し慣れ、気持ち的にも休むんだってマインドになったことで、
変に凹むこともなく穏やかに過ごせていた時期だと思います。
生活費について
休職初月は有給・病欠扱いで満額近く出ましたが、2か月目は最低額でした。
貯金も少しはあったし、家から出る事も少なく、食事も最低限で済ませていたので、
生活が苦しく感じることはなかったですが、一人暮らしでしたので、
家賃や光熱費などそういった部分は非常に不安を感じる部分でした。
早く復帰して、薬を飲みながらでも働いてしまうのは、
やはり生活しなければならないからというのがあると思います。
この頃は休職が長引くならという話で傷病手当を申請するか、
会社と連絡を取っていた時期でもありました。
私の場合は2か月で復職する前提だったので傷病手当を受けるつもりはなかったのですが、
色々な原因により休職期間が伸びることになり、結果的に傷病手当を受給することになりました。
色々な原因はおいおい書いていこうと思います。
休職中の転職活動はどうなのか?
個人的には、企業が休職制度を用意していて、そこに所属していて休職が必要なら、
その制度は利用すべきだと思います。
ただ休職しながら転職活動はどうなのか?というところは感じています。
「倫理的に〜」などと言う気はありません。
ただ心身共に疲弊している状況では冷静な判断ができるとは思わないからです。
同じ職場に戻る、その上で体制などが変わらないのであれば
同じコトが起きる可能性は大いにありますので、
そういう場合は環境を変えるのもひとつの手段だと思います。
ただ休職をして、まずは心身を整える時間を持つこと、
その後から動き出しても遅くはないと思います。
これを読んでいる方は少なくとも休職経験があるか、
これから休職するかだと思いますので、早まらずにまず休むことに専念をしてください。
個人的な思いとして
自分が辛い目にあっているのに、他人や会社のせいで自分が辞める選択をする…
理不尽だと思いますが、心身の健康のために転職を視野に入れるのは
決して悪いことではないと思います。
他人を変えられないなら、環境を変える、当たり前の話です。
逃げるって言葉を使う人もいますが、逃げて何が悪いのか?ですし、
変えるだけなので逃げでもないです。
ただタイミングは大切です。
シンドイ時にシンドイことをすれば疲弊するのは当たり前なので、
1か月の休職だと短く感じますが、少しでも心身が回復すれば時間はできます。
まずは自分の体調を整えることを最優先しましょう。
そこから動き出しても決して遅くはないです。
私は適応障害を経験して良かった、などとは思いません。
起こったことは必然で意味があるという前向きな人もいます。
経験したからこそ得られたものも確かにありますが、
「メンタル障害」は多くの人にとって経験する必要のないものだと思っています。