適応障害から復帰した方の実体験が少なかったので、過去の整理も兼ねた備忘録。
私の事例が全てではないけれど、少しでも何かの役に立てば。
復職の取り消しと通院の義務化
とりあえず復職が取り消され、週1回の通院が義務付けられました。
納得はいかないものの、通院が復職の条件となったので、
こちらとしては仕方なく通院するしかありません。
予約時間は毎回不規則で、病院に決められるのでルーティーンも作れませんでした。
そして毎回診察で1週間の出来事を話し、毎回リワークに通いなさい、通いませんの攻防。
さすがに疲れます、通わないと言い続ければ、反抗的な態度で要観察が続く…
1ヶ月もする頃には病院に行くことが憂鬱になり、精神的にもかなり追い込まれました。
会社と面談を行う
信頼している部長と役員に時間を取ってもらい、現状の報告と共有を行いました。
復職取り消しに納得がいっていないこと、経済的なこと、リワークの金額等々、全てです。
驚いたことに病院からは何も共有されていませんでした。
ただ報告書として復帰させられる現状ではなく、
最適解はリワークしかないが、本人が強く拒んでいる…と。
正直、役員や部長ではどうしようもない社内政治的な話いうことで、
病院には通って欲しいという話はされました。
ただリワークに関しては本人の考え方に任せるので、
拒否し続けて構わないと言質をもらいました。
正直、この段階で一度、退社を申し込みました。
在籍している以上、あの病院に通い続けなければならず、
先が見えなさ過ぎて続けるのは無理だ、と。
今考えると、本末転倒な話です。
メンタル不調を起こして、病院に通って、その病院でさらに追い込まれる…
あの時の自分には復帰するという意地だけで動いていた気がします。
この意地も冷静に考えればおかしな感情なのですが…
当時を思い返すと、まだまだ完全に回復していたとは言えないのだと思います。
冷静に、時間を有効活用しよう
週1の通院以外は予定がなく、復帰も不透明。
この時間を有効活用しよう、と無理やり決めて、
ずっと見れていなかった映画を見たり、読書に当てたり、
スポーツジムに通い、できる限り規則正しい生活を心がけるようにしました。
まだまだ暗い映画やビジネス書は読む気になれなかったので、
アニメ映画や漫画が中心できたが、
2時間集中して映像を観るのはいい気分転換になっていました。
スポーツジムにも通いました。
とにかく2ヶ月で思った以上に体力が落ちていたのでそれを戻す。
そしてジムに行くのに車にも乗るので、運転の勘を取り戻す。
夕方からジムに通い汗をかき、お腹を空かせる。
無理やりでも運動をするのは1日のスケジュールを決めるのに役に立ちましたし、
何より気分転換になりました。
いつでも戻れるように準備する
復職のメドは全く立っていませんでしたが、
通院を止めて復職していいと言われる日が来るかもしれないと
生活パターンを整える準備だけはするようにしました。
そうして週1、病院とやり合うための気力と体力を蓄えて…
おかしな闘病生活はまだまだ続きます。
私は適応障害を経験して良かった、などとは思いません。
起こったことは必然で意味があるという前向きな人もいます。
経験したからこそ得られたものも確かにありますが、
「メンタル障害」は多くの人にとって経験する必要のないものだと思っています。