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「必要最低限の連絡」以外は取らない

適応障害復帰録

適応障害から復帰した方の実体験が少なかったので、過去の整理も兼ねた備忘録。
私の事例が全てではないけれど、少しでも何かの役に立てば。


普通のことをするのにもしんどい日々

一人暮らしで休職に入り、とにかく横になり続けました。
食べ物を買いにコンビニに行くという普通のことを行うエネルギーがなく、
この時期は外に出ることが一番しんどかったです。
2Lのペットボトルを買ってきて、飲みきったら水道水を入れて枕元に置く。
食べ物はカロリーメイトみたいなものを大量に買い込んでひたすら寝続けました。

寝たくても寝られない、ただ横になって時間を過ごす

寝続けるといっても睡眠障害なので寝付けないし、寝てもすぐ起きてしまう状態でした。
それでも起き上がれないから、昼夜関係なく、ただただ横になっている日々でした。
永遠の時間に感じられました、当時の記憶はあまりありませんが、
おそらく1週間くらいはそんな状態でした。
幸い親が来てくれたので、最悪の状態は免れることができました。

とにかく無理をしない

そんな状態でさらにしんどかったのは「連絡」です。
会社関係の人から休職の手続き系のメールは仕方ないとしても、
同僚や先輩から生存確認のメールや連絡が来ますが、返信なんて考えられない…。
しかも、とても無遠慮なのもたくさんありました(苦笑)

私は携帯の電源切ってました。
1日の中で少し気分がマシになるタイミングがあるので、
そこで電源を入れて、手続き系のメールだけ確認するようにしました。
休職の申請や手続きなどはどうしてもしなければなりません。
私の場合、薬を飲んだ後に少し気分が落ち着くタイミングがあったので、
そこでメールを確認するようにしました。

自分を大切にするために連絡は断つ

この時期は意識的に連絡は断ちました、携帯の電源もほぼ切ってました。
上司にはメールで「週に1度だけメール確認します、それ以外は見れません」と
先に伝えていたことだけは覚えています。

水を飲み、固形物を口にして、薬を飲んで寝る。
「とにかく今は何も考えず、無理をしない」
病院で言われたその言葉だけを守って、ひたすら寝続ける時期が続きました。


私は適応障害を経験して良かった、などとは思いません。
起こったことは必然で意味があるという前向きな人もいます。
経験したからこそ得られたものも確かにありますが、
「メンタル障害」は多くの人にとって経験する必要のないものだと思っています。

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