適応障害から復帰した方の実体験が少なかったので、過去の整理も兼ねた備忘録。
私の事例が全てではないけれど、少しでも何かの役に立てば。
変わらない決定と方針
家から遠い病院とくこともあり、毎回重い腰を上げて通院していました。
うつの検査がある日は特に憂鬱でした。
1回目、2回目と通常の判定が出ます。
それでも先生は検査をやめません。
3回目で少しうつ傾向が出ます。
「ほら、治ってないでしょ!」嘘のような本当の話です。
リワークの必要性とは?
個人的にはリワークはいい制度だと思っています。
1ヶ月でも2か月でも会社員生活から切り離されているので、
自信をつけるためにも、体を慣らすためにも助走期間は必要です。
ただそれも先が見えなければ辛くなるだけだと感じていました。
何より会社に戻れるという確証がない中で、
リワークに毎日通う必要性を自分は見いだせませんでした。
この辺りは個人の感情によるので、
合う人も合わない人もいるということだと思います。
とにかくネックは経済的なこと
リワークも無料ではありません。
傷病手当があるとはいえ、貯金は目減りをしていました。
一人暮らしなので最低限の家賃など生活費もかかります。
ここでリワークの費用を出してしまうと金銭面で追い込まれる…
自分はそこの心配が一番大きく、ずっと拒んでいました。
もしリワークを行っていればもっと早く復帰できたのかわかりません。
ただ私の場合はきっとそうはならなかったと思います。
私は適応障害を経験して良かった、などとは思いません。
起こったことは必然で意味があるという前向きな人もいます。
経験したからこそ得られたものも確かにありますが、
「メンタル障害」は多くの人にとって経験する必要のないものだと思っています。